低迷期
秋
新しく学んだこと
会社のPCでこっそり日記が書けなくなってから、あまり書かなくなってしまった。
まぁ特筆するような出来事がなかったっていうのも理由の一つだけど。
この間久しぶりに事件が起きました。
付き合ってまだ2ヶ月半くらい、過去の云々を知られてしまいました…
知られてしまったと言うか、私が話したんですけど。話したと言うか、問いただされたと言うか、要するに私は嘘をつくのが自分で思ってるよりも下手くそで、物事を墓まで持っていくというのは生半可な覚悟じゃ出来なかったって事です。
私と会話をしてる時言葉の端々に感じる違和感…主に自虐や性に関する捉え方の違い、矛盾等がちょっとずつ溜まってたみたいで。私も誤魔化しがきかなくなって、一か八かの気持ちで話しました。100%を65%くらいに薄めてだけど。事実にフィクションを加えて。
それでもすごく傷ついた顔をされたし、がっかりもされたと思うし、そんな様子を見て私も傷ついて悲しい気持ちになった。わかってるけど。自己責任のもとで、良くないことって分かっててもそれでもいいって過ごしていたけど。後悔はしてない。
でも、今の私は違う。今の私は違うし、もうあの頃の自分には戻らない自信がある。
って、言いたかった。言ったつもりだけど伝わらなかった、と思う。
人に自分の気持ちをそっくりそのまま伝えるのなんて難しいのは分かってるけど、こんなに手応えがないものなのかってくらい、どれだけ私が説明してもスカスカだった。
結果的には別れなかったんだけどね。振られるかなぁって70%くらい覚悟したけど、まだ付き合ってる。よかった。
過去は消せないけど誤魔化せる。けど話した事は消せないし誤魔化せない。それまでなんとなく幸せいっぱいだった事が、どこかが違っていってしまうのは仕方ないと思う。
何かを知る、何かを話すというのはそれくらい責任がある事なんだと思う。
ものすごく傷ついた顔で、そのあと言われた言葉は「過去の自分を否定する事で、今の自分を肯定してあげる事になる」っていうもので。
今までの私のモットーとして、基本的には自分を受容して責めないというのがありまして。その言葉を聞いた時も「私がその時の私を否定してしまったら、誰が味方になってあげるの?」って思って悲しくて泣きそうになった。どんだけ自分好きなんだよって笑い話だけど。
否定されるのは怖い。だからせめて自分だけは自分を肯定し続けようって思ってたけど、それじゃダメなんだね。きっと本当は気づいてた部分も沢山あったはず。それでも抜け出せない自分の弱さを正当化して、見ないようにして、本当はただダラシないクソッタレな自分を悲劇のヒロインに仕立て上げて、気持ちよさで誤魔化してたのかもなーって思った。
自分の味方でいる事と自分を肯定する事は違う。どれだけ呆れても失望してもちゃんと叱ってそばに立って見捨てないっていうのが大切だったんだなぁと思った。
後悔してるって堂々と言えるのは恥ずかしい事じゃないよね。自分をちゃんと見てるって事だもんね。
まぁそれが出来るようになるのは、全然簡単じゃないし、私のレベルじゃまだ出来ないけど。
最近は驕り高ぶりまくってて人生なめてたから、久しぶりに他人の言葉に感銘を受けました。相手にとっては私の株は急降下したと思うけど、私はすごく尊敬したし、自分自身にとっての転機と成り得る言葉をもらったな、ありがたいなと思いました。
何はともあれ大切なのは今。そしてこれから。成長していく私を見せられるように、フンドシを締め直して頑張っていこうと思います。
いつの間にか6月
気がついたら前の日記から3か月も経ってた。いつの間にか春も終わって、梅雨に入ってしまった。あと2日で25歳も終わってしまう。なんだかんだ1年楽しく生きてこれたな。良かった。周りに感謝だ。
この3ヶ月の間に、自分でも訳が分からないうちに彼氏が出来て、それなりにまあまあ荒れてた状態を半ば強制的に落ち着かざるを得なくなりました。その影響で周りにはそこそこ迷惑をかけてしまったと思うけど、これで良かったんじゃないかな、と自分では感じています。
今まで自由奔放にふわふわしてた分、縛り付けられるようでなんなんだよと思ったりもしましたが、自分自身そこまでしてもらわないと甘えてどんどんふわふわしてしまうと思うし。
2年前に死んだと思った気持ちがゆっくりと再生され始めていて、嬉しいような不安なような、なんとも言えない気持ちになっています。どこかで他人をあきらめているとすごく楽チンなんだけど、ちゃんと相手を好きになってしまうと、自分のドロドロした負の感情がどんどん溢れてきて溺れそうになって、昔感じた嫌な想いとか不安な気持ちとかが自己嫌悪と一緒にぶつかってくるもんだからものすごく心が疲労する…
その一方で、ものすごく幸せな気持ちになったり前向きな気持ちになったりしてるんだけどね。恋愛において、久しぶりに1から10まで楽しくて、先を見るとものすごく暗い気持ちになったりするんだけど、この貴重な今にせめて3か月くらいは浸っていたい。去年の今頃は、こんなことになってるなんて思わなかっただろうなぁ。なにがあるかわかんないなー。生きていくって楽しいな。
こんにちは3月
2月があっという間に終わってしまった…
どんどん春に近づいていく空気にドキドキしております。
今年もいっぱい桜を見に行きたいなぁ。
桜っていいよね。あの控えめなのにゴージャスでセクシーな感じ。そしてすぐに散ってしまう儚さ。しかも散った後の花びらはあまり綺麗ではない。なんとなく女性を連想してしまって、私は好きです。
2月の初めにもやもやしていたことは、彼氏とバッサリ別れることでスッキリしました。今はほとんど悩みもなく、特に何も考えることなくスーッと生活しております。楽チン。今回、珍しく別れを切り出す方になって、やっと振る側の気持ちが理解出来ました。あの時私を突き放したあの人も、こんな気持ちになってたのかしら。。。なんて少し反省したりしました。自分結構成長してるじゃん♪、なんて調子に乗ってた自分を殴り飛ばしたい。まだまだです。日々勉強です。
自分のことも他人のことも、色々な事が少しずつ変わっているのかなとか、結局何も変わらないのかなとか、もう全く別のものなのかなとか、揺れてる水面のように波打ってて、全然わかんないや。
人から聞いた話と自分で見て感じたことで違う事が多い。自分の感覚に自信がないから訳が分からなくなる。結局、答えは全部自分の気持ちによってしまうのだとしたら、「正しい」って一体なんなんだ。1つの答えにたどり着いても、絶対他の答えを擁護する人もいるし、その人の気持ちを考えてしまうと、中途半端に納得してしまって、もとの答えに素直に戻れなくなる。自分の選んだ答えを正当化するのはものすごく簡単。当事者だったらそれを貫き通せばいいけど、傍観者として自分がどれを支持していくかを決めるのはすごく難しいように感じる。ちゃんと深い所まで自分の考えを知っていれば、難しい事なんてないのかもしれないけど。経験値が足りないのかな、やっぱり。まだまだ色々な人に会って揉まれて傷ついたり喜んだりしながら勉強しなくちゃいけないのかな。人生長いな。日々勉強か。おもしろ。生きてるって楽しいな。どうか私と私の大好きな人たちが長生きしますように。アーメン。
今見えているモノ
最近ずっと読んでいた本が読み終わった。
スティーブンキング氏の“恐怖の四季”。刑務所のリタヘイワース、ゴールデンボーイ、スタンドバイミー、マンハッタンの奇譚クラブの4つの中編小説が入った本なんだけど、本当に全部面白かった。特にゴールデンボーイは1番面白かった。話はとても暗いんだけど、事態が転がるように悪くなっていく展開はとても引き込まれた。私的にはラストも好き。やっぱり有名な人の本って面白いんだなぁ(これいつも思うやつ)と感心しました。
そうは言っても、海外の作家さんの本は読むのに体力がいる…今まであまり気がつかなかったけど、私は結構流し読みしてるらしくて、何度もついていけなくなっては1ページ戻ったりしてたので、ちゃんと理解して読むのにすごく集中力使った…今は日本の作家さんの本を読んでいるけど、やっぱりスッと文章が入ってきて読んでて気持ちが良い。洋書は時々読むくらいでいいなと思いました。
あいかわらず、グルグル考え事はしていて。
自分は何が気に入らないのか、何がしたいのかをずっと考えてる。
だんだんわかってきても、次の日になると違う気がしてくる。その繰り返し。
どうしようもなく疲れてきて考えるのをやめにしようとしても、気がつくと考えてる。
そして途方に暮れた私は、ある事を思い出した。
こないだ引いたおみくじ。
そこには、理想を高く持てば禍は遠のく、願い事には心長く待てば十分かなう、縁談には考えすぎている安心しなさい、交際には腹の立つことを考え直しなさい、とのお言葉が。
そしてこないだ見た、排水溝を掃除する夢。
夢占いによると、人間関係のストレスや鬱憤がなくなる事を示しているらしい。
あと4か月もしたら26歳になる。いつの間にかいい歳に…でも、いろんなことにビビッて諦めたり妥協したりするのって早くない!?私はやっぱり、楽しく笑って過ごしたい。一番それが大切。嫌な事とか腹の立つ事があっても、それをネタに変えて面白おかしくうるさいくらい笑って生きていきたいよ。そして幸せになりたい。同じような未来を描けるような人と。
っていうのが今の気持ち。今月色々あるけれど、来月くらいには決着つけてたいな。
気持ちが変わったとしても、変わらなかったとしても。
森
ずっと沼の周りをぐるぐる歩いていたけど、だんだん疲れてきたので座って休むことにした。
座ってじっと沼を見つめる。最初は何の感情もなく。次第に不安と焦りとどうしようもない寂しさが込み上げてくるけど、しばらく耐えていればそんな気持ちはスッとなくなり、ほんの少しだけ優しい気持ちになる。
後ろを振り返れば、そんな遠くないところに出口が見える。ほんの少し前まで、自分が立っていた場所。空気が澄んでるのがここからでも分かるような、明るくて眩しくて、でも決して特別ではない場所。立ち上がって、少しだけ我慢して歩けばすぐに行ける場所。なりふり構わず走っていけば、一瞬で行ける距離にある場所。
それでもまた、気がつくと沼を見つめている。
ここは少しだけ薄暗い。時々ひやっとした風が吹くくらいで、寒くはない。
いつか周りにあるものが崩れてきて、ここには戻れなくなるかもしれない。
いつかこの沼から水が抜けて、乾いた地面に戻ってしまうかもしれない。
いつか私がここから離れて、永遠に戻ってこないかもしれない。
いつか私が、ここで死ぬかもしれない。
座ってじっと沼を見つめる。